映画グリーンマイルのあらすじとネタバレ/考察|動画がフルで見放題の配信先

泣きたい気分の時って、誰にでもありますよね。

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そこでおすすめしたいのが1999年公開の映画『グリーンマイル』です。死刑囚たちが死刑を待つ場所『グリーンマイル』を舞台に1人の囚人が起こす奇跡を描いた、感動の名作です。

原作は『ドクター・スリープ』、『IT』などのホラー小説で知られるスティーブン・キングの同タイトルファンタジー小説。主人公の看守を『フォレスト・ガンプ/一期一会』などでアカデミー賞を受賞したトム・ハンクスが演じました。

世界中の涙を誘った感動の名作のあらすじとネタバレ考察、フルで観れる動画配信サービスなどを徹底的にご紹介していきます。

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グリーンマイルのあらすじと見どころ

続いては、映画『グリーンマイル』のあらすじと見どころをご紹介していきます。

グリーンマイルのあらすじ

老人ホームで暮らすポールは、丘にある小屋まで散歩をするのが日課です。

ある日、テレビに流れる白黒映画『トップ・ハット』を観たポールは、過去を思い出して涙を流してしまいます。ポールは、心配する友人のエレーンに過去を話し始めました。

舞台は1935年の大恐慌時代。ポールはある刑務所にある死刑囚監房の看守主任として勤めています。そこは死刑台にむかう通路(マイル)の色が緑色に塗られていたため、『グリーンマイル』と呼ばれていました。

グリーンマイルの両側にはいくつか独房があり、死刑囚が数人入っています。

ある日、ジョン・コーフィという黒人が死刑囚として送り込まれて来ます。双子の少女をレイプして殺害した罪で死刑となった、身長2mを超える大男です。

しかし、その凶悪な罪状や屈強そうな見た目に反して、まるで子供のように暗闇を恐れる不思議な男なのでした。

ポールはその頃尿路感染症に苦しんでいましたが、病院に行けずにいます。

新人看守のパーシーが、コネがあるのを良いことに死刑囚に対して暴力的な態度をとり続け、手を焼いていたからです。

刑務所長のハルは、ポールに州知事の甥であるパーシーが異動するまで穏便に過ごすようにと言い聞かせます。パーシーは死刑が見たいだけなのだろうと言うのです。

ある日、グリーンマイルに1匹のネズミが迷い込んで来ました。看守たちは退治しようとするものの、逃げられてしまいます。

それ以降、そのネズミは死刑囚監房に住み着くようになりました。

そんな死刑囚監房にワイルド・ビルと呼ばれる凶暴な死刑囚が送り込まれてきます。ビルは独房に入る前に暴れ周り、若い看守のディーンの首をしめ、ポールの股間を蹴り上げました。

ブルータスがビルを殴ってその場を収めたものの、ポールの尿路感染症の痛みが限界に達してしまいます。

他の看守を治療に行かせて1人で痛みに苦しむポールを、ジョン・コーフィが呼びました。近づいたポールの股間をジョンが掴むと、悪いものを吐き出すように口から羽虫を出します。

すると、ポールの股間の痛みはすっかりなくなったのです。

グリーンマイルの2つの見どころ

映画『グリーンマイル』の見どころは、大きく2つあります。ひとつめは不思議な力を持つジョン・コーフィの正体について、ふたつめは涙なくしては観られない感動のラストシーンです。順番に解説していきます。

見どころ1:不思議な力を持つジョン・コーフィーの正体!

ジョン・コーフィは、ポールの尿路感染症を触るだけで治してしまいました。その力は、果たしてどういったものなのでしょうか。また、ポールの病気を治してくれるような心の優しいジョンが、本当に残酷すぎる事件を起こしたのでしょうか。

ジョンが力を使うシーンは劇中に何度も登場し、ポールだけでなく他の看守も目撃することになります。そして、ジョンが捕まった事件の真相も明らかになります。

そういった部分が解明されるので、スッキリと観終えることができる作品です。

見どころ2:涙なくしては観られない結末

今作の予告編では、映画監督のスティーヴン・スピルバーグが「途中で堪えきれずに、4回号泣してしまった。」とコメントしました。

それほど『泣ける映画』として有名な映画なのですが、最も泣けるのは結末です。

特にジョンが自分の行く末について下す選択や思い、ポールや看守達の葛藤を描く辺りは涙なくしては観る事ができません。悲しくてやりきれない気持ちにもなりますが、心が洗われるような感覚も味わえます。

ぜひハンカチを準備して、再生ボタンを押してください。

グリーンマイルのネタバレと考察

ここからは、結末までのストーリーと映画の考察をご紹介していきます。ネタバレを含みますので、まだ映画を見ていない人は注意してください。

【ネタバレ】生き返ったMr.ジングルス

ジョンの力でポールがすっかり元気になった一方、デルと呼ばれる死刑囚の死刑執行日が近付きます。デルはあのネズミを飼い慣らし、Mr.ジングルスと名付けて芸を仕込んでいました。

ポールは、ジョン・コーフィが本当に凶悪な犯罪者なのだと思うことができず、ジョンを担当した弁護士に会いに行きます。しかし、ジョンを弁護した弁護士は黒人であるジョンを犯人だと思っていました。

ワイルド・ビルの態度は相変わらずで、看守を怒らせては拘束室に入れられるのを繰り返しています。ある日、ビルがパーシーを鉄格子越しに掴みかかって脅すと、パーシーは怯えて失禁してしまい、デルもそれを見て笑うのでした。

後日パーシーは、デルが可愛がるMr.ジングルスを踏み殺します。悲しむデルを見て、パーシーは満足そうに立ち去りました。すると、ジョン・コーフィが「今ならまだ間に合う。」と声をかけます。

看守達が不思議そうに見守る中、ポールがMr.ジングルスの死体をジョンに手渡しました。

Mr.ジングルスを包むジョンの手から柔らかな光が漏れ、Mr.ジングルスが生き返ります。ジョンはまた苦しそうに口から羽虫を吐き出します。生き返ったネズミを見て、パーシーも驚きが隠せませんでした。

ジョン・コーフィの不思議な力は、紛れもない本物だったのです。

【ネタバレ】デルの死刑執行

デルの死刑執行日。デルはMr.ジングルスをジョンに預けて、グリーンマイルを歩きます。この死刑執行中、異動することを条件に死刑執行を任されたパーシーは、わざとスポンジを濡らさずに頭にのせました。

スポンジを濡らさなかったせいでうまく感電せず火が上がり、見物人たちは逃げ惑います。デルは苦しみながら死んで行きました。

その苦しみが牢屋にいるジョンにも伝わり、ジョンはMr.ジングルスを逃してしまいます。パーシーはスポンジを濡らすなんて知らなかったと言い張るのでした。

ポールは、刑務所長ハルの妻・メリンダの病が気がかりでした。そこで、同僚のブルータス、ディーン、ハリーに、メリンダの元へジョンを連れて行く計画を持ちかけます。ビルを薬で眠らせてパーシーを拘束室に閉じ込めると、ジョンを連れて外へ向かいます。

ビルが目を覚まして鉄格子越しにジョンの腕を掴み、一同をヒヤヒヤさせますが、薬が効いてもう一度眠ってくれました。

ハルの家につくと、一同はハルが止めようとするのを振り切り、ジョンをメリンダの元へ行かせます。ジョンが、弱り切った様子のメリンダの口から何かを吸い取ると、メリンダの顔色は健康的になり、病がすっかり治ったのでした。

メリンダとハルが喜ぶ中、ジョンはいつものように羽虫を出すことなく、苦しそうにしています。

急いで刑務所に帰り、ジョンを牢に戻します。拘束室に監禁していたパーシーを外に出すと、ジョンがパーシーに掴みかかり、パーシーの口に何かを注ぎはじめました。

注ぎ終わると、ジョンは手を離し、パーシーは虚ろな目でグリーンマイルを歩き出します。ワイルド・ビルの牢の前で立ち止まると、突然銃を取り出して射殺しました。

看守達がパーシーを取り押さえると、パーシーはあの羽虫を口から吐き出したのでした。

【ネタバレ】『トップ・ハット』

ポールがジョンの元へ行くと、ジョンは「悪いやつを罰した。」と説明します。ポールがなぜパーシーだけでなくビルも罰したのか尋ねると、腕を掴まれた時に見えたのだと言うのです。

ジョンはポールに手を差し出し、この手を取ってくれればポールにも見えると言い出します。

ポールが恐る恐るジョンの手を握ると、ポーンにある光景が見え始めました。

それは、ジョンが殺害されたとされる双子の少女の姿と、少女たちを脅すビルの姿でした。ジョンの事件の真犯人は、ビルだったのです。

ジョンは死んでいる2人を元に戻そうとするも間に合わず、その場面を発見されて逮捕されたのでした。

ポールたちは真実を知っていながらも、ジョンを法的に助けることができません。ジョンに逃して欲しいかと聞くと、なぜそんなバカなことを、と返します。

「毎日毎日世界中で起きている苦しみを感じることに疲れたんだ。」

ジョンは死にたいのだと言うのです。看守たちはせめてもの思いで、ジョンに人生で初めての映画を見せます。その映画は白黒映画の『トップ・ハット』でした。

死刑執行の日、最後に言い残すことを聞かれたジョンは、「生まれてきたことを謝る」と言いました。

そして、暗闇が怖いから頭巾を被せないでくれと泣きながら頼みます。ポールはその頼みを聞いて頭巾を付けず、死刑を執行したのでした。

その後ポールとブルータスはすぐに転属願を出したため、これが最後の死刑執行になったのだと言います。

話を聞き終わったエレーンは、ポールの年齢が合わないことを指摘しました。1935年は、60年も前のことなのです。ポールはエレーンを散歩に誘います。

ポールが毎日行く丘の小屋に2人がつくと、そこにいたのはMr.ジングルスでした。

なんと、ジョンを通じて力が伝わったMr.ジングルスとポールには長寿が備わっていたのです。ポールの年齢は既に108歳でした。

妻や子供、同僚など、あらゆる人に先立たれる苦しみを味わい続けることが、神の奇跡であるジョンの死刑を執行した罰なのだとポールは感じています。ポールのグリーンマイルは、あまりにも長いのです。

グリーンマイルの考察

ジョンは人の病気や死を元に戻すことができる、不思議な力を持った人物でした。人の感情を感じたり見たりすることもでき、それを触れた相手に送って見せることができました。

最後には、ジョンは冤罪であるにも関わらず死刑が執行されてしまいました。ジョンはなぜ死刑を受け入れたのか、イマイチ腑に落ちないという方も多いはずです。

・「生まれてきたことを謝る」という言葉の意味
・ジョンにとっては『助けないこと』が有罪だった

この2点についての考察を書いていきます。

「生まれてきたことを謝る」という言葉の意味

死刑執行の際、最後に言い残すことを聞かれたジョンは「生まれてきたことを謝る」と言います。冤罪で死刑になるジョンの最後の言葉としてはあまりにも辛すぎて、涙を誘うセリフです。ジョンはどんな思いでこう言ったのでしょうか?

正確には「I’m sorry for what I am.」というセリフです。自分が自分であることを後悔しているというニュアンスもありますね。

ジョンは、ポールや私たちにとっては救世主であり奇跡の人です。しかし、ジョンにとって自分は『助けられた命』と『助けられなかった命』を自らの手で分けてしまう罪深き人間なのです。

死刑の見物に来ていた双子の少女の家族に恨み言を言われた時も、何も言い返しません。むしろ、罪悪感を感じているように見えます。

ビルを『悪いやつだ』とは言うものの、双子が死んだ罪は自分が受けるべきだ。そんな思いから出た言葉なのではないでしょうか。

ジョンにとっては『助けないこと』が有罪

ジョン・コーフィは、終始自分が無罪であることを主張しませんでした。真犯人が分かった時はポールに伝えましたが、無罪にしてくれとは言いません。双子の事件についても「元に戻したかったのに間に合わなかった。」としか言いませんでした。

ジョンは殺したかどうかではなく、『元に戻せなかった』ことに罪悪感を抱いていて、自分を有罪だと感じているのではないでしょうか。

純粋で心優しい性格のジョンは、苦しみを感じることに疲れただけでなく、それを治せる力を持っているのに治せないことが苦しくて仕方がなかったのでしょう。

パーシーに力を送ってビルを殺させた時に当然のように「罰した。」と言ったことからも、自分の力の本質が『善』ではないと思っているようでした。

だからジョンは死刑を受け入れたのだと考えられます。

愛に溢れた心の持ち主であるが故、彼は自責の念にも苦しんでいたのでしょう。自分だったら、と想像させられると同時に、人間の本質について考えさせられる結末です。

グリーンマイルを観た人の評価

ここからは、グリーンマイルを観た皆さんの評価をTwitterから引用してご紹介していきます。『とにかく泣けた』『小さい頃に観たことがあり久しぶりに見ると改めて映画の良さがわかった』という声が多かったです。

とにかく泣けたという声が多数!

やはり多かったのが『泣けた』という評価でした。特にラストの展開に心が揺さぶられ、涙が止まらなくなったという声も多くありました。

今見終わりました 今までこんなに嗚咽を漏らして声を大にして泣いた映画はありません ホンマにホンマに人生で一度は見てほしい作品です 悲しくて、切なくて、苦しくて、、けど、すごく色々なことを考えさせられる映画でした

涙なくしては観れない作品。約3時間ジャストという長編の作品ですが、内容に圧巻され長さを感じないです。コーフィが最後の方で告げる言葉は特に深い意味が込められていると思いました。ぜひじっくりと観てほしいです。

死刑囚の収監される刑務所の話。ところどころかなりリアルなシーンがあるし、妙にファンタジックなシーンとかがあるのだけれど、ラストは涙必至。ハンカチなしでは見れない。トムハンクスの名演が光ります。

大人になって改めて観たい映画

映画『グリーンマイル』は、世界中で大ヒットした作品です。そのため、子供の頃に観たことがあり、電気椅子による死刑シーンや虫を吐き出すシーンが怖かったという人も多いですよね。

そんな方々の「大人になって改めて観て、その物語の奥深さに感動した」という声が多数観られます。

初めて見たのは小学生の頃 とても衝撃的だった 大きくなっていくにつれこの映画の深さについて考えさせられる 本当に涙なしでは見られない作品

久しぶりにグリーンマイル観た。昔見た時は処刑シーンが衝撃すぎて、それ以外の内容あまり覚えてなかったから、20年経って見てみると深い。あぁ。…なんとも言えない気持ち。心が抉られた

久しぶりに鑑賞、何回観ても泣きそうになね。始めて観たのは小5の頃、一人夜中に大号泣しました号泣 大勢の人観て感動して泣いてほしいそんな映画です。

泣きたい時にぴったりな映画であることは間違いなさそうですね!ストレスが溜まっている大人の皆さん、ぜひ映画『グリーンマイル』でスッキリしましょう。

グリーンマイルの登場人物と監督

最後に映画『グリーンマイル』の登場人物やキャスト、スタッフをご紹介していきます。

登場人物とキャスト

登場人物 キャスト
ポール・エッジコム トム・ハンクス グリーンマイルの看守主任
ジョン・コーフィ マイケル・クラーク・ダンカン 黒人の囚人で、身長2m・体重126kgの巨漢
ブルータス・ハウエル デヴィッド・モース 副主任 正義感の強い大男
ディーン・スタントン バリー・ペッパー 若手の看守 繊細で涙もろい
ハリー・ターウィルガー ジェフリー・デマン 看守の1人
パーシー・ウェットモア ダグ・ハッチソン 看守の1人で、コネがあるためやりたい放題
ウィリアム・ウォートン サム・ロックウェル 通称『ワイルド・ビル』大勢を殺害している凶悪な囚人で、刑務所内でも問題を起こす
エデュアール・ドラクロア マイケル・ジェッター 死刑囚の1人 通称『デル』
ハル・ムーアズ ジェームズ・クロムウェル コールド・マウンテン刑務所の所長 妻が難病を患っている

主人公のポールを演じたトム・ハンクスは1993年に映画『フィラデルフィア』で、1994年に『フォレスト・ガンプ/一期一会』でと、2年連続アカデミー主演男優賞を受賞しています。それ以降も数々の話題作に出演した名優です。

もう1人の主人公、ジョン・コーフィを演じたマイケル・クラーク・ダンカンは、今作の名演技によってアカデミー助演男優賞にノミネートされました。

スタッフ

監督 フランク・ダラボン
製作 フランク・ダラボン、デヴィッド・ヴァルデス
脚本 フランク・ダラボン
音楽 トーマス・ニューマン
原作 スティーヴン・キング『グリーンマイル』

アカデミー賞では、音響・脚本・作品賞にノミネートされています。

監督のフランク・ダラボンは、『ショーシャンクの空』の他にもスティーヴン・キング原作の映画『ミスト』の監督もつとめました。

映画グリーンマイルを観よう!

映画『グリーンマイル』の動画配信状況からあらすじ、ネタバレ考察などをお届けしました。見放題で観られる動画配信サービスもあることがわかりましたね。ぜひ配信が終了してしまう前に観てみてください。

暗闇を恐がって泣く純粋な罪無きジョンや、そのジョンの死刑を執行しなければならないポールの葛藤に心を打たれることでしょう。子供の頃に一度観たという人もぜひ改めて色々なことを感じてみてください。号泣必須の映画として評価の高い映画『グリーンマイル』で涙を流してスッキリしませんか?